更新日:2026年7月21日
この記事でわかること
住宅ローンを検討していると、
- 「35年返済と40年返済はどちらがおすすめ?」
- 「40年ローンは本当にお得なの?」
- 「月々の返済はどれくらい変わる?」
- 「総返済額は増えるの?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。
近年は住宅価格の上昇により、40年返済を選択する方も増えています。しかし、毎月の返済額だけで判断すると、将来的に後悔する可能性もあります。
この記事では、住宅ローンの返済期間を35年にするか40年にするか迷っている方へ、それぞれのメリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説します。
住宅ローンの返済期間とは?
返済期間とは、住宅ローンを完済するまでの期間です。
一般的には、
- 20年
- 25年
- 30年
- 35年
- 40年
などから選択できます。
金融機関や住宅ローン商品によって選択できる返済期間は異なります。
35年返済とは?
35年返済は、多くの住宅ローンで一般的な返済期間です。
毎月の返済額と総返済額のバランスが比較的取りやすく、多くの方が選択しています。
40年返済とは?
40年返済は、35年より返済期間を長くすることで、毎月の返済額を抑えられる場合があります。
住宅価格の上昇に伴い、近年では40年返済を取り扱う金融機関も増えています。
ただし、利用条件や年齢制限などは金融機関によって異なります。
35年返済と40年返済の違い
| 比較項目 | 35年 | 40年 |
|---|---|---|
| 毎月の返済額 | やや高い | 抑えられる場合がある |
| 総返済額 | 比較的少ない | 多くなる場合がある |
| 利息負担 | 少なめ | 増える場合がある |
| 完済年齢 | 比較的若い | 高くなる場合がある |
※金利や借入金額によって異なります。
35年返済のメリット
毎月の返済が早く終わる
完済までの期間が短いため、老後の住宅ローン負担を軽減しやすくなります。
総返済額を抑えやすい
返済期間が短くなるため、支払う利息が少なくなり、総返済額を抑えられる場合があります。
定年までに完済しやすい
住宅ローンは長期間返済が続くため、退職後の生活も考えた返済計画が重要です。
35年返済のデメリット
毎月の返済額が高くなる場合があります。
家計に余裕がない状態で返済額を設定すると、生活費や教育費とのバランスが取りにくくなることもあります。
40年返済のメリット
毎月の返済額を抑えられる場合がある
返済期間を長くすることで、毎月の返済負担を軽減できる場合があります。
その分、家計に余裕を持たせやすくなります。
希望する住宅を購入できる可能性がある
毎月の返済額を抑えられることで、住宅購入の選択肢が広がる場合があります。
子育て世帯にも選ばれることがある
教育費など今後の支出を考え、毎月の返済負担を軽くしたいという理由で40年返済を選ぶ方もいます。
40年返済のデメリット
総返済額が増える場合がある
返済期間が長くなることで、支払う利息が増え、結果として総返済額が多くなる場合があります。
定年後も返済が続く可能性がある
借入時の年齢によっては、退職後も住宅ローン返済が続くケースがあります。
年金生活も見据えた返済計画が大切です。
将来のライフプランも考慮する必要がある
住宅ローン返済中には、
- 転職
- 出産・育児
- 教育費
- 車の買い替え
- リフォーム
- 親の介護
など、さまざまなライフイベントが考えられます。
毎月の返済額だけではなく、将来の家計全体を考えることが重要です。
35年返済がおすすめの方
次のような方は35年返済が向いている場合があります。
- 総返済額を抑えたい
- 定年までに完済したい
- 家計に余裕がある
- 繰上返済も検討している
40年返済がおすすめの方
次のような方は40年返済が選択肢となる場合があります。
- 毎月の返済額を抑えたい
- 子育て世帯
- 共働き世帯
- 若いうちに住宅を購入したい
繰上返済という考え方もある
40年返済を選択した場合でも、将来家計に余裕ができたときに繰上返済を利用することで、返済期間の短縮や利息負担の軽減につながる場合があります。
繰上返済の利用条件や手数料は、住宅ローン商品によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
秋田県で住宅ローンを検討する際のポイント
秋田県では、住宅価格だけではなく、
- 冬期間の暖房費
- 固定資産税
- 車の維持費
- 教育費
- 将来のリフォーム費用
なども家計に影響します。
そのため、「借りられる金額」ではなく、「無理なく返済できる金額」を基準に返済期間を考えることが大切です。
元銀行員としてお伝えしたいこと
銀行員時代、多くのお客様の住宅ローン相談を担当しました。
返済期間を決める際、「毎月の返済額が安いから40年にする」という考え方だけでは十分とは言えません。
住宅ローンは数十年にわたる契約です。
現在の家計だけではなく、
- 教育費
- 老後資金
- 将来の収入
- 定年後の生活
まで考えたうえで、ご自身に合った返済期間を選ぶことが重要です。
迷ったときは、キャッシュフロー表を作成し、長期的な視点で返済計画を立てることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q. 40年返済の方が得ですか?
毎月の返済額を抑えられる場合がありますが、総返済額は増える可能性があります。
Q. 35年返済から40年返済へ変更できますか?
契約内容や金融機関によって異なります。
詳しくは金融機関へご確認ください。
Q. 40年返済でも繰上返済できますか?
利用できる場合があります。
条件や手数料は住宅ローン商品によって異なります。
Q. フラット35でも40年返済はできますか?
利用できる商品や条件があります。
詳しくは取扱金融機関や窓口へご確認ください。
まとめ
35年返済と40年返済には、それぞれメリット・デメリットがあります。
毎月の返済額だけで判断するのではなく、
- 総返済額
- ライフプラン
- 教育費
- 老後資金
- 繰上返済の予定
まで考えて選ぶことが大切です。
住宅ローンは長期間にわたる契約です。ご自身やご家族の将来を見据えた、無理のない返済計画を立てましょう。
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この記事の執筆・監修
下村 英也(わたしのマイホーム相談窓口)
銀行員として14年間、住宅ローン業務を担当し、多くのお客様の住宅ローン相談や住宅購入をサポートしてきました。その経験を活かし、現在は秋田県全域で住宅ローン相談、フラット35、住宅購入時の資金計画、家計の見直しなど、マイホーム購入を総合的にサポートしています。
※本記事は実務経験をもとに執筆・監修しています。住宅ローンの商品内容や制度、税制は変更される場合がありますので、最新の情報は各金融機関・関係機関等でご確認ください。
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