【住宅ローン審査シリーズ①】住宅ローン審査に通るためのコツ|審査に通りやすい人・通りにくい人の特徴を徹底解説【第2回】

※この記事は「【元銀行員が解説】住宅ローン審査で見られるポイントとは?」の続編です。

まだご覧になっていない方は、ぜひ前編からお読みください。


住宅ローン審査に通りやすい人の特徴とは?

「住宅ローン審査に通る人には、何か共通点があるのでしょうか?」

実際には、金融機関ごとに審査基準は異なります。しかし、これまで住宅ローン相談を数多くお受けしてきた経験から言えることは、審査に通りやすい方にはいくつかの共通した特徴があります。


① 無理のない借入額を希望している

住宅ローンは「借りられる金額」ではなく、「返済できる金額」で考えることが大切です。

例えば、年収から計算すると借入可能額が4,000万円だったとしても、その金額いっぱいまで借りることが最適とは限りません。

住宅を購入すると、

  • 固定資産税
  • 火災保険・地震保険
  • 修繕費
  • 車の買い替え
  • お子さまの教育費

など、住宅ローン以外にもさまざまな支出があります。

将来まで見据えた返済計画を立てることが重要です。


② 他の借入を適切に管理している

住宅ローン審査では、

  • 自動車ローン
  • 教育ローン
  • カードローン
  • リボ払い

なども確認されます。

借入があること自体が問題ではありません。

重要なのは、

毎月きちんと返済されているか

という点です。


③ 家計管理ができている

住宅ローンは35年間続くこともあります。

金融機関は、

「今だけ返済できる人」

ではなく、

今後も返済を続けられる人

を見ています。

家計簿を付けている方や、毎月の収支を把握している方は、無理のない資金計画を立てやすい傾向があります。


④ 必要書類を早めに準備している

住宅ローンでは、

  • 本人確認書類
  • 源泉徴収票
  • 住民票
  • 売買契約書
  • 建築関係書類

など、多くの書類が必要になります。

書類の不備があると手続きに時間がかかることもありますので、早めの準備がおすすめです。


住宅ローン審査で注意したいポイント

ここでは、住宅ローン審査前に気を付けていただきたい点をご紹介します。


① 新たな借入を増やさない

住宅ローンの申込み前後に、

  • 自動車ローン
  • 高額なショッピングローン
  • キャッシング

などを利用すると、審査に影響する可能性があります。

住宅購入を予定している場合は、大きな借入を行う前に金融機関や相談窓口へ相談することをおすすめします。


② クレジットカードの支払い遅延に注意

「少しくらい遅れても大丈夫」

と思われる方もいますが、支払い遅延は信用情報に影響する場合があります。

毎月の支払いは期日までに行うよう心掛けましょう。


③ 転職のタイミング

転職を予定されている方は、住宅ローンとのタイミングを考えることも重要です。

転職が必ずしも不利になるわけではありませんが、ケースによって判断が異なるため、事前に相談すると安心です。


元銀行員だから伝えたい住宅ローンの考え方

私は14年間、金融機関で住宅ローン業務に携わり、その後も30年以上にわたり創業支援や資金相談を行ってきました。

その中で感じることは、

住宅ローン選びは「金利だけ」で決めるものではない

ということです。

例えば、

  • 固定金利と変動金利の違い
  • 繰上返済のしやすさ
  • 団体信用生命保険の内容
  • 保証料や事務手数料
  • 将来のライフプラン

これらを総合的に考えることが大切です。

住宅ローンは「借りること」がゴールではありません。

無理なく返済しながら、ご家族が安心して暮らせることが本当の目的です。


住宅ローン審査でよくある質問(FAQ)

Q1. 年収300万円台でも住宅ローンは借りられますか?

年収だけで判断されるわけではありません。

勤務状況や借入額、他のお借り入れなどを含めて総合的に審査されます。


Q2. 自動車ローンがあっても住宅ローンは利用できますか?

自動車ローンがあるだけで利用できないわけではありません。

現在の返済状況や借入額などを総合的に判断します。


Q3. 住宅ローン審査にはどのくらい時間がかかりますか?

金融機関や申込内容によって異なりますが、一般的には事前審査は数日程度、本審査は1~2週間程度かかることがあります。


Q4. 事前審査に通れば本審査も必ず通りますか?

事前審査と本審査では確認内容が異なります。

本審査では提出書類や購入する住宅などについても確認されます。


Q5. 住宅ローンはどこへ相談すればよいですか?

住宅ローンは金融機関ごとに特徴があります。

ご自身に合った住宅ローンを選ぶためにも、購入前に相談されることをおすすめします。


まとめ

住宅ローン審査は、「年収」だけでは決まりません。

金融機関では、

  • 年収
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 他のお借り入れ
  • 信用情報
  • 購入する住宅
  • 将来の返済計画

などを総合的に確認しています。

大切なのは、「借りられる金額」ではなく、「安心して返済を続けられる金額」を考えることです。

住宅購入は人生の大きな節目です。

焦って決めるのではなく、資金計画をしっかり立てたうえで、ご自身やご家族に合った住宅ローンを選びましょう。


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住宅ローン審査シリーズまとめ

ここまで「住宅ローン審査シリーズ」として、住宅ローン審査で多くの方が疑問に思うテーマを解説してきました。

第1回 住宅ローン審査で見られるポイントとは?

住宅ローン審査で確認される基本的な内容を解説しています。

【住宅ローン審査シリーズ①】住宅ローン審査で見られるポイントとは?審査基準・落ちる理由・通るためのコツを徹底解説 | わたしのマイホーム相談窓口

【住宅ローン審査シリーズ①】住宅ローン審査に通るためのコツ|審査に通りやすい人・通りにくい人の特徴を徹底解説【第2回】 

第2回 勤続年数は何年必要?

勤続年数が住宅ローン審査へ与える影響について解説しています。

第3回 転職したばかりでも住宅ローンは組める?

転職後の住宅ローン審査で確認されるポイントを紹介しています。

第4回 自動車ローンがあっても住宅ローンは組める?

他のお借り入れが住宅ローンへ与える影響を解説しています。

第5回 クレジットカード・リボ払いは住宅ローン審査に影響する?

クレジットカードやリボ払いについて詳しく紹介しています。

第6回 年収300万円台でも住宅ローンは組める?

住宅ローンと資金計画の考え方について解説しています。

第7回 住宅ローンの事前審査と本審査の違い

住宅購入までの流れや審査の違いを紹介しています。

第8回 住宅ローン審査に落ちる理由とは?

住宅ローン審査で確認される主なポイントを解説しています。

第9回 団体信用生命保険に入れないと住宅ローンは借りられない?

団信と住宅ローンの関係について紹介しています。

第10回 住宅ローン審査に落ちたらどうすればいい?

あきらめる前に確認したいポイントと対策をわかりやすく解説しています。