【専門家が解説】住宅ローンの諸費用とは?知らないと損する内訳と節約のコツ

はじめに

マイホーム購入を検討するとき、「頭金」と「毎月の返済額」は気にしていても、
意外と見落としがちなのが 住宅ローンの諸費用 です。

実は、住宅ローンを組むときにはさまざまな費用がかかり、
総額で数十万円~100万円前後になることもあります。

この記事では、住宅ローンの諸費用の内容・相場・注意点を
不動産専門の視点でわかりやすく解説します。


1. 住宅ローンの諸費用とは?

住宅ローンの諸費用とは、
金融機関にローンを申し込む際に必要となる手数料・保険料・登記費用などの総称です。

ローンを借りるときだけでなく、
完済や繰り上げ返済の際にもかかる場合があります。

✅ 一般的な目安は 借入金額の2〜5%程度
例:3,000万円の住宅ローンなら60万〜150万円ほど。


2. 諸費用の主な内訳

それでは、実際にどのような費用があるのかを詳しく見ていきましょう。


① 融資事務手数料

金融機関がローン手続きを行う際にかかる費用です。

  • 定額型:3万〜5万円ほど

  • 定率型:借入金額の2.2%など(ネット銀行に多い)

※「定率型」は初期費用が高めですが、金利が低く設定されているケースもあります。
総支払額で比較することが大切です。


② 保証料

保証会社に支払う費用で、借主が返済できなくなった場合に備えるものです。

  • 一括前払い型:借入額の2%程度

  • 金利上乗せ型:保証料なし(代わりに金利を+0.2%など)

最近は「保証料なし・金利上乗せ型」の銀行も増えています。
自分に合ったタイプを選びましょう。


③ 住宅ローン契約書の印紙税

ローン契約書に貼る収入印紙の税金です。

契約金額 印紙税額
1,000万円超〜5,000万円以下 2万円
5,000万円超〜1億円以下 6万円

印紙税は減税措置がある場合もあるため、契約時に必ず確認を。


④ 団体信用生命保険(団信)関連費用

住宅ローン契約者が亡くなった場合、残りのローンが免除される保険です。
多くの金融機関では金利に含まれる形ですが、
がん団信・三大疾病団信などに加入する場合は上乗せ金利が発生します。


⑤ 登記費用(司法書士報酬を含む)

ローンを借りる際には、

  • 所有権移転登記

  • 抵当権設定登記
    が必要です。

これに伴い、登録免許税や司法書士報酬がかかります。

おおよそ10万〜20万円前後が目安です。


⑥ 火災保険・地震保険

住宅ローンの条件として火災保険の加入が必須です。
保険料は建物の構造や補償内容によって異なりますが、
5年一括で 30万円前後 が一般的です。


3. 諸費用を節約する方法

💡 1. 複数の金融機関を比較する

銀行によって「事務手数料」「保証料」「金利上乗せ」が異なります。
金利だけでなく、**総支払額(諸費用+利息)**で比較しましょう。


💡 2. ネット銀行を活用する

ネット銀行は店舗コストが低いため、
保証料・事務手数料が安く設定されていることがあります。


💡 3. 不要なオプション保険に注意

団信や火災保険で、補償が重複していないか確認を。
安心だからといって加入しすぎると、初期費用が膨らみます。


4. 諸費用の支払いタイミング

多くの場合、住宅ローンの諸費用は
契約時または決済時に現金で支払う必要があります。

「ローンに組み込めない」ケースもあるため、
あらかじめ自己資金として準備しておきましょう。


5. 秋田で住宅ローンを組む際のアドバイス

秋田では地方銀行やJAバンクなど、地域密着型の金融機関が充実しています。
金利だけでなく、「事務手数料」「保証料」「団信の内容」などを比較すると、
同じ借入額でも総支払額に差が出ることがあります。


まとめ|住宅ローンの諸費用は「見えないコスト」

費用項目 おおよその金額 ポイント
事務手数料 3万〜66万円 銀行によって方式が違う
保証料 借入額の2%前後 金利上乗せ型もある
印紙税 2万〜6万円 契約書ごとに必要
登記費用 10万〜20万円 司法書士への依頼が一般的
火災保険 30万円 補償内容を比較

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